みずなら総合法律事務所から通知書が届いたら?時効援用で解決できる可能性があります

執筆・監修者
弁護士 大野 太郎 おおのたろう
大野法律事務所
登録番号 58333 中央大学法科大学院卒業 71期 川口市役所 多重債務相談員

借金分野においては消滅時効に特化しております。これまで1000件以上の時効援用の手続きを行ってきました。業者ごとの対応方法や特性を熟知しております。

この記事では、

・みずなら総合法律事務所から届く通知書の意味
・時効になるケース
・放置するとどうなるか
・裁判所から書類が届いた場合の対応
・時効援用の手続き方法や費用

を弁護士がわかりやすく解説します。

目次

はじめに

弁護士法人みずなら総合法律事務所は、消費者金融・クレジットカード会社・医療機関などから委任を受け、債権回収を行う弁護士法人です。架空請求や詐欺ではありません。

最後の返済から5年以上経過している場合には、時効援用により支払義務が消滅するケースがあります。まずは最後に返済した時期を確認してください。

請求を放置すると、支払督促や訴訟などの裁判手続を経て、給与や銀行口座の差押えに進む可能性があります。連絡が取れない場合には、自宅訪問が行われることもあります。

まずはこれだけ

みずなら総合法律事務所から届く通知書には、

  • 最終弁済期日

が記載されています。

「最終弁済期日」から5年以上経過している場合は、時効で解決できる可能性が高いです。

最終弁済期日から5年以上経過している場合は、時効援用により支払義務が消滅するケースがあります。

みずなら総合法律事務所から届いた通知書サンプル

時効セルフチェック

以下のセルフチェックでは、

  • 最後の返済から5年以上経過しているか
  • 過去10年以内に裁判所から訴状や支払督促が届いていないか
  • 過去5年以内に返済の約束をしていないか

などを確認していきます。

注意点として、現在、訴訟や支払督促の手続きが進行している場合であっても、時効援用が認められる可能性があるため、早急な対応が必要です。

また、過去5年以内に返済の約束をしている場合でも、単に口頭で返済の話をしているだけであれば、直ちに時効援用を諦めるべきではありません。

一方、和解書などの書面を作成している場合や、実際に返済をしている場合には、時効の主張が難しくなります。

時効援用できるかセルフ診断 3つの条件チェック

みずなら総合法律事務所とは

弁護士法人みずなら総合法律事務所は、札幌市中央区に拠点を置く弁護士法人です。消費者金融・クレジットカード会社・医療機関等から委任を受け、債権回収業務を行っています。

主な特徴
  • 弁護士法に基づき設立された弁護士法人
  • 消費者金融・クレジットカード・医療費の回収を手がける
  • PayPayカード・プランネル等の委託を受けて請求する
  • 放置した場合に法的手続きへ移行した相談例が見られる

《主な委託元・原債権者》
アプラス / PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード) / プランネル / SFCG・商工ファンド / 各市区町村立病院等(医療費回収)

事務所情報・所在地・営業時間

弁護士法人みずなら総合法律事務所についての基本情報を整理します。

会社情報
事務所名弁護士法人みずなら総合法律事務所
所在地〒060-0042 札幌市中央区大通西10丁目4-16 ダンロップSKビル4階
代表弁護士西村 歩
電話番号011-522-5355(直通)
種別弁護士法人(弁護士法に基づく・法務大臣許可番号なし)

北海道札幌市中央区に拠点を置く弁護士法人です。札幌弁護士会所属の弁護士が業務を行っており、全国の案件を取り扱っています。

裁判手続きが行われる場合の管轄裁判所は、債務者の住所地を管轄する簡易裁判所または地方裁判所となるケースがあります。

みずなら総合法律事務所は詐欺なのか

結論として、弁護士法人みずなら総合法律事務所は詐欺ではありません
弁護士法に基づき設立された弁護士法人であり、札幌弁護士会に登録された弁護士が業務を行っています。

詐欺と疑われやすい理由
  • 聞き慣れない事務所名で突然通知が届く
  • かつて借りた会社とは異なる名称で請求が来る
  • 速達や封書など見慣れない形式で届く

いずれも債権の譲渡や回収委託がされた結果、元の借入先とは異なる弁護士法人名で請求が届いているものです。

身に覚えがない理由

みずなら総合法律事務所から突然通知が届き、「身に覚えがない」と感じる方も少なくありません。これは、みずなら総合法律事務所がPayPayカード・消費者金融・医療機関などから債権回収の委任を受けているため、実際に契約した会社とは異なる「みずなら総合法律事務所」名義で請求が届くからです。

また、当初の契約会社がすでに倒産していても、債権が転々と譲渡されてみずなら総合法律事務所が現在の債権者から回収を委託されているケースもあります。

主な委託元・原債権者は次のとおりです。

  • アプラス(クレジットカード・信販)
  • プライメックスキャピタル(旧キャスコ)
  • SFCG・商工ファンド(中小企業向け貸金業者・倒産済)
  • プランネル
  • PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード)
  • エムズホールディング・シーエスジー・MKインベスターズ
  • ファドインベストメント・ジェニシス・グランツ
  • 各市区町村立病院等(医療費回収)

債権が何回譲渡されていても、時効の判断では「元の借入先への最終返済時期」が基準となります。債権譲渡日は時効のカウントに影響しません。

弁護士

最後の返済から5年以上経過していれば、消滅時効が成立している可能性があります。

みずなら総合法律事務所の電話番号

【公式サイト掲載番号】
011-522-5355(直通)

【利用が報告されている番号】
011-272-5655

みずなら総合法律事務所は複数の電話番号を使用しているため、見慣れない番号から着信が入ることがあります。時効の可能性がある場合には、安易に連絡しないようにしてください。

みずなら総合法律事務所からPayPayカードの請求書が届いたら?

みずなら総合法律事務所は、PayPayカードから債権回収業務の委任を受けています。

そのため、PayPayカードの支払いを滞納している場合には、PayPayカードではなく、みずなら総合法律事務所から通知書や請求書が届くことがあります。

突然、法律事務所から通知書が届くと驚かれるかもしれませんが、まずは落ち着いて、時効の可能性を確認することが重要です。

督促の実態

電話を無視するとどうなるか

みずなら総合法律事務所からの電話に出なかった場合、すぐに差押えなどの法的措置が行われるわけではありません。
ただし、電話に出ないことで「連絡が取れない」と判断され、次のような対応に進む可能性があります。”

  • 郵送での督促が強化される(催告書・法的措置予告通知・最後通告書など)
  • 居住確認のための訪問が行われることがあります
  • 裁判手続き(支払督促・訴訟)に移行する

電話で支払いを約束すると時効の主張に不利になる一方、放置すると裁判に進む可能性があります。

電話で支払いを約束すると時効の主張に不利になる一方、放置すると裁判に進む可能性があります。

弁護士

最終返済から5年以上経過している場合は、電話に出る前に時効の可能性を確認することが重要です。

メールで連絡が届くことはあるか

みずなら総合法律事務所からメールで督促が届くケースがあるかどうかを心配される方もいます。

一般的に、弁護士法人が督促をメールで行うことは多くありませんが、過去に登録したメールアドレスに対して連絡が届く可能性は否定できません。

メールで届いた場合の注意点
  • メールに記載されたURLやリンクを安易にクリックしない
  • 返信で支払いの約束や個人情報を送信しない
  • 不審なメールが届いた場合には、記載のURLや番号ではなく、公式番号(011-522-5355)にご確認ください
弁護士

メールの内容が本物であった場合でも、最終返済から5年以上経過しているのであれば、メールに返信する前に時効の可能性を確認することが重要です。

自宅訪問(現地調査)は本当にあるのか

自宅訪問があったとしても、その場で支払う必要はありません。

みずなら総合法律事務所による自宅訪問が行われるケースが報告されています。

訪問の目的としては、

  • 本人がその住所に居住しているかの確認
  • 連絡が取れない場合の所在確認
  • 督促書類の手渡し

などが考えられます。

当事務所に寄せられたご相談の中にも、みずなら総合法律事務所による自宅訪問を受けたという事例があります。電話に出ない状態が続いた場合に、訪問に移行するケースがある傾向があります。

訪問時の注意点

実際には、玄関先への訪問のみで終わるケースもありますが、督促書類の投函や居住確認が行われるケースがあります。なお、訪問時に近隣住民に借金の内容を伝えることは通常ありません。

仮に対応したとしても、

  • 「検討します」
  • 「弁護士に相談しています」

程度に留め、返済の約束や借金を認めるような発言は避けるようにしましょう。

自宅訪問は止められるのか

弁護士が受任通知を送付すると、時効が成立している場合には、その後、自宅訪問や督促が止まるのが通常です。

一方、時効が成立しない場合には、みずなら総合法律事務所に対して返済や和解を行わない限り、自宅訪問や督促が止まる可能性は低いです。

弁護士

時効を主張できる可能性がある場合には、自宅訪問を避けるためにも、早めに時効援用通知を送付することが重要です。

無視していいのか

通知や電話を無視し続けるのは危険です。

これらを放置すると、支払督促や訴訟などの裁判手続に進む可能性があります。

また、裁判所からの書類を放置してしまうと、時効を主張できるケースであっても、そのまま判決が確定してしまうことがあります。

さらに、訴訟においては「公示送達」という送付方法が利用されることがあり、自宅不明などの場合には、本人が裁判を知らないまま判決が確定してしまうケースも稀にあります。

時効が使える場合には、単に無視するのではなく、正式な時効援用手続を行うことが重要です。

口コミ・評判まとめ

インターネット上では、

「身に覚えがない」「突然速達が届いた」「しつこく電話が来る」「時効援用で解決できた」

匿名掲示板や口コミサイトの情報には不正確なものも含まれるため、法的判断は通知書や裁判資料などの客観資料に基づいて行うべきです。

しつこいと言われる理由

みずなら総合法律事務所は、複数の書面を繰り返し送付するため、「しつこい」と感じる方も少なくありません。

その書面も、

  • 受任通知書・債権譲渡通知書
  • 催告書・警告書・連絡要請(至急)
  • 法的措置予告及び和解提案
  • 法的措置予告通知・最後通告書

など多岐にわたります。

もっとも、長期間にわたって請求が続いていても、最後の返済から5年以上経過していれば時効援用できるケースがあります。

ただし、しつこく連絡が来ていても、それだけでは時効は止まりません。時効が更新される主な原因は、裁判手続きや債務承認です。

書類別の対応

書類タイトル別の対応

【受任通知書・事業承継ならびに受任通知書】

  • 委任を受けたことを通知する最初期の書面です。

この段階でも、最終返済日の確認と時効の可能性の検討が先決です。

【債権譲渡通知書】

  • 債権が別の会社に移ったことを示す通知です。この通知が届いたことによって時効期間がリセットされるわけではありません。

【催告書・警告書・連絡要請(至急)】

  • 返済がないことを受けて送付される督促書面です。

最終弁済期日から5年以上経過している場合は、時効援用の可能性を確認してください。

【法的措置予告及び和解提案・法的措置予告通知・最後通告書】

  • 裁判(支払督促・訴訟)に進む直前の段階です。

この段階で放置すると、裁判所から書類が届き、最終的に差押えに進む可能性があります。できるだけ早く専門家へ相談することが重要です。

【現地調査予告通知】

  • 自宅訪問が行われる可能性があります。

実際の訪問は委託業者が行うことが多く、住所確認や書面の手渡しが目的です。
弁護士が受任通知を送付することで訪問を止められます。

【債権譲受通知】

  • 債権が別の会社に移ったことを示す通知です。

この通知が届いても時効期間はリセットされません。

裁判所から書類(訴状・支払督促)が届いたら

支払督促や訴訟などの裁判手続きが行われることがあります。以下は支払い督促の流れを示した図となります。なお、支払督促は訴訟を異なり、以下に示す1回目の支払い督促及び2回目の仮執行宣言付支払い督促が確定したとしても、債権者によっては、時効援用のうえ、時効が成立する可能性もあります。この点は実務上争いがあるため、注意が必要です。

支払督促の場合
みずなら総合法律事務所 支払督促の流れと期限 2週間以内に督促異議申立書を提出
訴訟の場合

裁判所から届く訴状に対して答弁書を提出する必要があります。
答弁書の中で時効を主張することができます。

期間内に弁護士が介入すれば、裁判所への出頭を要しない形で解決できる場合があります。ただし、事案によっては答弁書提出や期日対応が必要になるため、一律ではありません。

みずなら総合法律事務所は、時効が成立している可能性がある案件でも支払督促の申立てや訴訟の提起をしてくるケースがあります。「弁護士が裁判を起こしてくるということは時効ではないのだろう」と思い込むのは危険です。

裁判の取り下げとは

時効援用通知をみずなら総合法律事務所に送付し、時効が認められた場合には、同事務所が訴訟や支払督促を取り下げるケースがあります。

また、答弁書で時効を主張した後に、みずなら総合法律事務所側が時効の成立を認め、訴訟や支払督促を取り下げるケースもあります。

もっとも、取下げがされたとしても、時効援用通知を送付しない限り、当然に債務が消滅するわけではありません。

差押えはいきなり来る?

いきなり差押えが行われることはありません。次の流れを経て行われます。

  • 督促書面(受任通知書・催告書・警告書・連絡要請など)
  • 法的措置予告通知・法的措置予告及び和解提案・最後通告書
  • 裁判(支払督促・訴訟)
  • 判決確定
  • 強制執行(給与・口座差押え)

裁判所の手続きを経ずに突然差押えが行われることはありません。

ただし裁判所からの書類を放置すると判決が確定し、差押えに進む可能性があります。判決や支払督促が確定した場合には、その後の時効期間は原則として10年が問題となります。

“また差押えには債権者が預貯金口座や勤務先を特定する必要があります。
これらの情報を把握されている場合、判決確定後すぐに差押えが行われることがあります。

差押えの対象となる主な財産:給与 / 預貯金口座 / 不動産

給与が差し押さえられた場合、手取りの4分の1が差し押さえられます。
(手取りが44万円を超える場合は33万円を超える部分の全額)
勤務先に借金の存在が知られることにもなります。

時効について

時効が成立する3つの条件

セルフチェックで「時効の可能性がある」と感じた方は、次の3つの条件を確認してください。すべて満たす必要があります。

時効の条件
最後に支払ったときから5年以上経過している

書面に記載のある「最終返済日」「最終約定弁済期日」「期限の利益喪失日」が重要な目安となります。この期間から5年程度経過していれば時効にかかっている可能性が高まります。

債権者から到着する書面に上記の記載がない場合でも、おおよそ最後の返済から5年程度経過しているか否かを基準にご判断ください。

なお、ハガキ・通知が到着した日や債権が別会社に移った日が基準になるわけではないので、ご注意が必要です。

過去5年以内に債務の承認をしていない

次のような行為は、「借金を支払うことを認めた」と判断され、時効が更新(リセット)される可能性が極めて高いです。

・返済や入金

・和解書などへの署名

・回答書の返送

・WEBフォームへの入力

なお、電話で「払います」「分割でお願いします」などと発言した場合でも、時効の主張が難しくなるケースがあります。

ただし、これらの行為があっても、債務を認めたと明確に言えないケースもあるため、諦めずに時効の主張を検討すべきです。

裁判で確定判決が出ていない

訴訟による判決が確定している場合、確定判決から10年間は時効が成立しません。

一方、支払督促が確定している場合でも、その確定から10年間は原則として時効が成立しません。ただし、支払督促の扱いについては実務上争いがあり、債権者によっては、10年を経過していなくても時効援用に応じるケースがあります。

なお、判決確定から10年以上経過していれば、再度時効が成立する可能性があります。そのため、裁判所から訴状・支払督促が届いた記憶がある場合は、必ずそちらの書類を確認してください。

時効援用の3つの条件 最後の返済から5年以上 裁判なし 返済の約束なし

やってはいけないNG行動

  • 慌てて電話をする
    何気ない一言でも、借金を認めたと評価され、時効の主張が困難になることがあります。

  • 少額でも支払う
    1,000円程度の支払いでも、時効が更新されます。

  • 和解書や同意書にサインする
    サインをすると時効が更新されます。

  • 分割払いを申し込む
    分割払いの申込みによって、時効の主張が困難になることがあります。

  • WEBフォームへ入力する
    入力内容によっては、返済意思を認めたと判断され、時効の主張が困難になることがあります。

  • 裁判所からの書類を放置する
    判決や支払督促が確定すると、時効の主張が確定後10年間できなくなります。
弁護士

これらの行為をしてしまった場合でも、必ず時効援用ができなくなるとは限りません。事案によっては、時効援用が認められるケースもあります。NG行動をおこなってしまった場合には、まずは専門家に相談しましょう。

時効以外の解決方法

みずなら総合法律事務所との和解について

みずなら総合法律事務所から書面が届いた場合、「和解で解決できないか」と考える方もいます。

みずなら総合法律事務所との間で和解が成立する場合としては、主に次のようなケースがあります。

和解が成立する場合

裁判の中で和解する場合


訴訟が提起された後、裁判所を通じて和解が成立するケースがあります。

この場合、裁判所が和解調書を作成します。

和解調書は、裁判の判決と同じ効力を持つため、和解で定めた支払いを守らなかった場合には、その和解調書に基づいて差押えが可能になります。

また、和解調書が作成されると時効も更新されるため、その後少なくとも10年間は時効を主張することができなくなります。

裁判外で和解する場合


裁判ではなく、みずなら総合法律事務所との話し合いにより、元金のみの一括払いや分割払いなどの条件で合意するケースもあります。

請求書面に「特別提案」として元本のみでの一括払いが提示されていることがありますが、これも和解として扱われます。

裁判所を通さないで債権者と直接和解をした場合、その和解書だけでは直ちに差押えを行うことはできません。

和解書を作成すると、本来時効により消滅していた債務についても時効が更新され、支払い義務が生じます。

そのため、和解に応じる前に、時効の成否を慎重に確認することが重要です。

和解を検討する前に確認すべきこと

和解に応じる前に、必ず最終返済日を確認し、消滅時効が成立していないかを検討することが重要です。

確認すべきこと

時効が成立している場合には、そもそも支払義務がないため、和解に応じる必要はありません。

和解交渉の過程で「分割で支払います」「一部だけでも払います」などと発言してしまうと、債務の承認となり時効が更新される危険があります。

時効の可能性がある場合は、和解交渉を始める前に時効の条件を確認してください

みずなら総合法律事務所からの分割払いに応じるべきか

みずなら総合法律事務所から、分割払いや特別和解の提案がされることがあります。

「月々1万円から」「元本のみで和解」など、一見有利に見える条件で提示されることもあるため、分割払いで解決したいと考える方も少なくありません。

しかし、債権回収会社が柔軟な分割払いを提案してくる場合には、時効にかかっている可能性が高いため、分割払いに応じる前に必ず時効の条件を確認してください。

最後の返済から5年以上が経過している場合や、返済時期が不明な場合には特に注意が必要です。

一度でも支払いをすると、時効が更新されてしまいます。

一方で、最後の返済から5年を経過していない、または判決確定から10年が経過していないなど、時効が成立しない場合には、任意整理等による分割交渉を検討することになります。

弁護士

いずれにしても、分割払いに応じる前に時効の成否を確認することが最優先です。

時効援用ができない場合の任意整理

時効が成立しない場合には、任意整理による解決を検討することになります。

任意整理とは、弁護士が債権者と交渉し、将来の利息をカットしたうえで元金を分割返済する和解を成立させる手続きです。ただし、長期間返済をしていない案件の場合、債権者が交渉に応じず一括返済を求めるケースも少なくありません。

時効にかかっている案件では、「特別和解」や「分割払い」の案内が届くことも多いため、「時効が成立していない場合でも、有利な条件で和解できるのではないか」と考える方もいます。

しかし実際には、頭金の支払いを条件として分割和解に応じるという対応をされるケースも少なくありません。

例えば、「頭金30万円を支払ったうえで、残額を月々2万円ずつ返済する」といった条件を提示されるケースもあります。

信用情報への影響

信用情報への影響は?

時効援用は信用情報の回復という観点でも有効です。ただし、いつ消えるかは信用情報機関によって異なります。

JICCの場合


時効援用の方が早期に信用情報が回復する可能性があります。

CICの場合


時効援用後5年間は情報が残ります。

KSCの場合


銀行カードローンを長期滞納すると保証会社が代位弁済を行い、その情報が登録されます。代位弁済から5年で削除されますが、時効援用できるほど長期間経過しているケースでは既に削除済みであることがほとんどです。

債権譲渡後の信用情報

みずなら総合法律事務所から請求を受けている場合、信用情報機関への登録状況は元の契約先によって異なります。

【アプラスからの債権の場合】

アプラスはCIC・JICCに加盟しています。インターネットでCIC、スマートフォンアプリでJICCへの開示請求が可能です。ただし、延滞情報は一定期間経過後に削除されるため、古い債権の場合は記録が残っていないこともあります。

【PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード)からの債権の場合】

PayPayカードはCICに加盟しています。インターネットでCICへの開示請求が可能です。

【消費者金融(プライメックスキャピタル・プランネル等)からの債権の場合】

消費者金融系はJICC・CICに加盟しているケースが多いです。ただし、SFCG・商工ファンドなどすでに倒産している会社の債権については、記録が残っていない場合もあります。

【医療費の場合】

医療費は信用情報機関には登録されません。信用情報を確認しても記録は出てきません。

記録が残っていない場合でも、時効援用ができないことを意味するわけではありません。また、信用情報に登録が残っていても、直ちに時効援用ができないことを意味するわけではありません。記録の有無にかかわらず、最終返済時期の記憶をもとにご相談ください。

支払う前に時効を確認してください

時効援用できる可能性があるにもかかわらず、「少額だから」と考えて返済してしまう方もいます。

しかし、一度返済をすると時効の更新(リセット)につながります。

また、返済した場合は信用情報が完済から約5年残りますが、時効援用なら1〜2ヶ月程度で削除されることが多いです。

支払う前に、まずは時効の可能性を確認することが重要です。

時効援用後の信用情報 JICC CIC KSC 3機関の実務上の扱い
信用情報の確認方法

各機関に開示請求できます。
開示方法や手数料は改定されることがあるため、最新情報は各機関の公式サイトで確認してください。

弁護士

時効援用後の確認タイミングは、JICCは援用後2ヶ月後、CICは5年後が目安です。

当事務所について

時効援用の手続きの流れ

STEP
無料診断(LINEにて相談ください)

LINEで友だち追加するとすぐに質問をお送りいたします。

「最後の返済日はいつか?」「裁判所から手紙は来ているか?」などの質問にスマホで答えるだけで、時効となっているか確認できます。

STEP
ご契約(来所不要・スマホで完結)

費用や内容にご納得いただけましたら、ご契約の手続きをします。

スマートフォンでサインできる電子契約に対応しているため、事務所にお越しいただく必要はありません。
郵送でのご契約も可能です。

STEP
ご入金・通知の発送

入金確認後、最短即日で債権者へ時効援用の通知を送ります。

STEP
業者との確認・交渉

弁護士が業者と直接やり取りし、時効が更新される事情がないかを確認します。

業者が「時効ではない」と反論した場合には弁護士が交渉することもあります。
(期間の目安:最短10日〜1ヶ月程度)

STEP
解決・手続き終了

時効の成立が確認できましたら、手続きは終了です。

債務は消滅し、今後債務を支払う必要はなくなります。

解決事例

プランネルの借金について時効援用により請求が止まった事例

10年以上前にプランネルで借り入れをし、その後返済ができなくなった方から相談がありました。みずなら総合法律事務所(委託:合同会社ジェニシス)から「催告書」が届き、時効援用通知を送付したところ無事解決となりました。借金65万円が0円になりました。

医療費について時効援用により請求が止まった事例

約10年前の医療費について、みずなら総合法律事務所から「最後通告書」が届いた方から相談がありました。病院とはその後一切連絡を取っていないということで、時効援用通知を送付し解決しました。26万円が0円になりました。

LINEで24時間・365日即時対応

AIを活用した相談システムを導入しており、深夜・休日問わず即時に返信します。

  • 相談内容の確認・受任判断・手続きはすべて弁護士が行います
  • AIを活用した相談補助システムを導入していますが、相談内容の確認・受任判断・法的判断・手続きの実施は弁護士が行います。個人情報は当事務所のプライバシーポリシーに従い、適切に管理します。
  • 来所不要/スマホで完結
  • 電子契約対応・全国対応

当事務所の費用

項目費用
時効援用手続き費用(1件あたり)44,000円(税込・実費含む)
内容証明郵便の郵送料・手数料等の実費を含みます。追加費用はかかりません。

※時効が成立しなかった場合も費用はかかります。

司法書士と弁護士の違い

時効援用の相談先として司法書士と弁護士がありますが、対応できる範囲に違いがあります。

弁護士司法書士
時効援用通知書の作成・送付制限なし元金140万円未満に限る
債権者との交渉制限なく代理可能元金140万円未満に限る
裁判所での代理すべての裁判所で可能簡易裁判所のみ
請求書が140万円以上の案件対応可能対応不可
督促・連絡のストップ受任通知で即座に停止元金140万円未満に限る

“弁護士法人みずなら総合法律事務所の案件はPayPayカード・消費者金融・医療費など多岐にわたり、利息・損害金を含めると140万円を超えるケースも少なくありません。
司法書士では対応できない案件も弁護士であれば対応できます。

よくある質問

給与や預貯金を差し押さえられてしまうことはありますか?

通知を放置すると将来的に差押えのリスクがあります。ただしいきなり差押えられることはなく、必ず裁判所の手続き(支払督促・訴訟)を経て行われます。書類が届いた段階で期限内に対応すれば、時効により債務が消滅し、差押えを回避できる可能性があります。

時効援用するとその後必ず請求はなくなりますか?

時効援用に成功した場合、その後同一の債務について請求がくることはありません。通知が届くことも一切なくなりますので、万が一時効援用が成功した後にも通知が到着する場合には専門家にご連絡いただくことを推奨します。

時効が成功した際、何か証明書はもらえますか?

みずなら総合法律事務所では基本的に証明書は発行されません。お電話による口頭での回答のみとなるケースが多いので、ご注意ください。

その他のよくある質問を見る
みずなら総合法律事務所からの請求はPayPayカードや医療費ですか?身に覚えがないのですが。

みずなら総合法律事務所はPayPayカード・消費者金融・医療費など多岐にわたる案件を取り扱っています。通知書に記載された債権者名・契約先を確認してください。当初の契約会社がすでに倒産していても、債権が転々と譲渡されて請求が届くケースがあります。いずれの場合も、最後の返済(または支払い)から5年以上経過している場合には、時効援用により支払義務が消滅する可能性があります。

分割払いに応じたら時効はどうなりますか?

分割払いに応じることは「債務の承認」に該当し、消滅時効が更新(リセット)される可能性があります。口頭により分割払いに合意しても直ちに時効がリセットされるわけではないですが、債権者によっては録音していることを根拠に時効の更新を主張してくる可能性もあるので注意が必要です。

連帯保証人として請求を受けていますが、時効援用はできますか?

連帯保証人であっても、元の債務(主債務)の時効が成立していれば、時効援用できます。主債務者が最後に返済してから5年以上経過していれば、主債務者本人が時効援用をしていなくても、連帯保証人が自ら時効を援用できます。その場合、保証債務も消滅します。ただし、以下の場合は時効の主張が難しくなります。・主債務者または保証人が過去5年以内に債権者に返済している・主債務者または保証人に対して判決や支払督促が確定しており、確定から10年経過していない。連帯保証人として請求を受けた場合は、主債務者及び保証人の最後の返済の時期と、過去10年以内の訴訟の有無を確認することが特に重要です。

裁判所からの書類が届いた記憶がありません。この場合は必ず時効になりますか?

届いた記憶がない場合でも時効にならないケースがあります。代表的なのが「公示送達」という手続きです。転居先不明などの理由で訴状を届けられない場合に、裁判所内の掲示によって「送達したもの」とみなす制度です。本人が書類を受け取っていなくても裁判が進み、判決が確定することがあります。「受け取った記憶がない=裁判は起きていない」とは言い切れません。

これまで何年も請求が来なかったのに、急に通知が来ることはありますか?

実務上はよくあります。債権が別会社へまとめて譲渡された、会社の方針で一斉回収が始まった、転居で現在の住所を把握されたといったタイミングで突然通知が再開されます。通知が急に届いた場合でも、慌てて電話をせず、まずは最終約定弁済期日を確認してください。

業者から「判決があるので時効ではない」と言われました。判決内容を確認できますか?

確認できます。いつの判決か、どの裁判所か、公示送達だったかどうかなどを当事務所で確認します。業者の説明だけで判断せず、実際の記録をもとに検討してください。また判決が確定していても、その後長期間が経過していれば再度時効が成立する余地があるケースもあります。

通知やSMSを無視していると裁判になりますか?

必ず裁判になるとは限りません。もっとも、みずなら総合法律事務所は支払督促や訴訟などの法的手続きに進むケースがあります。特に通知やSMSを長期間放置している場合には、「訴訟予告→支払督促→訴訟→判決→差押え」という流れで手続きが進む可能性があります。時効に該当する可能性がある場合には、「無視」ではなく「時効援用」による対応を検討すべきです。

時効なのに裁判されることはありますか?

あります。みずなら総合法律事務所は、時効期間経過後でも訴訟や支払督促を行うケースがあります。もっとも、裁判所から届いた書類に対して時効を主張することで解決できるケースもあります。

支払督促が確定していても時効援用できることはありますか?

あります。近時の裁判例の中には、「仮執行宣言付支払督促」が確定していても、直ちに時効期間が10年に延長されるわけではないと判断したものがあります(宮崎簡裁令和4年12月13日判決)。もっとも、この点については裁判例が分かれており、「支払督促確定後は10年に延長される」と判断する裁判例(札幌高裁令和4年10月7日判決)も存在します。そのため、過去に支払督促が届いていた場合でも、一律に時効を諦めるべきではありません。

亡くなった家族宛てにみずなら総合法律事務所から封筒が届きました。私が支払う必要がありますか?

本人が死亡している場合、借金は相続人が承継します。ただし、家庭裁判所で相続放棄をすれば、借金を含む一切の財産を相続することはありません。また、相続放棄ができない場合でも、最後の返済から5年以上経過している場合には、相続人による時効援用も可能です。

執筆・監修者
弁護士 大野 太郎 おおのたろう
大野法律事務所
登録番号 58333 中央大学法科大学院卒業 71期 川口市役所 多重債務相談員

借金分野においては消滅時効に特化しております。これまで1000件以上の時効援用の手続きを行ってきました。業者ごとの対応方法や特性を熟知しております。

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